八百長疑惑に揺れる日本相撲協会は9日、東京・両国国技館で臨時の理事会を開き、部屋の維持費や養成費など場所ごとに各部屋に支給される経費について、中止となった春場所分も大半を予定通り支払うことを決定。理事会後、部屋持ちの親方で構成される師匠会で報告し、了承を得た。
支払われるのは▽相撲部屋維持費(所属力士1人当たり11万5千円)▽稽古場経費(同5万5千円)など部屋の維持関連費。東京場所と地方場所で金額が異なる稽古場補助費は、東京場所分30万円が支給される。
十両以上の関取や、力士以外の協会員の給料は、通常通り支払われる。能力給に当たる養成奨励金や三役以上の特別手当、力士褒賞金などは支払われないが、幕下以下の養成員に支払われる場所手当(幕下で1場所15万円)は支払われる。
このため、すでに八百長への関与を認めている竹縄親方(元幕内、春日錦)、十両の千代白鵬、三段目の恵那司と、八百長疑惑の特別調査委員会(座長・伊藤滋早大特命教授)が関与を認定した十両の清瀬海にも、他と同様に給料(恵那司は養成員場所手当)が支払われることになる。
28日に予定されていた春場所の番付は発表されないが、すでに編成された新番付は同日から適用される。再十両が発表されている幕下の玉飛鳥(片男波部屋)益荒海(阿武松部屋)磋牙司(入間川部屋)の3人は、同日から関取の待遇を受け、給料も支給される。
卒業の時期と重なり、1年で最も受検者が多い春場所前の新弟子検査は、当初予定されていた3月5日に東京・両国国技館に場所を変えて実施される。
また師匠会では、当面の遠出などの自粛が申し渡された。稽古は基本的に東京の部屋で行い、遠隔地での合宿などを控えるように通達された一方、ボランティア活動への協力による遠出は奨励された。
この日午前には横綱、白鵬が、所属する東京都墨田区の宮城野部屋で記者会見。八百長疑惑について初めて公に口を開き、「力士代表として心からおわびしたい」と謝罪した。自ら関与したことがあるかとの質問には、「ないとしか言えないじゃないですか」と微妙な言い回しで答えた。
<産経新聞より>
え~~!!
八百長した力士にも給与が支払われるの?
どうして?
それって甘くない?
また世間にいろいろ言われるんじゃないかな。
大丈夫かな、日本の国技。
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